パオー!サウスルアングワ国立公園(June, 1988)
野生動物保護区、サウスルアングア
1988年6月、ザンビアの任期が終了する少し前の乾季にここサウスルアングア国立公園を訪れた。ルサカからATRというターボプロポ機で1時間半程度だっただろうか。乱気流に揉まれたせいか、気分はよくなかった。公園の外に空港があり、ロッジからの迎えのランドローバーでロッジにチェックインした。そのロッジは、Mfuwe Lodgeだった(と思う)。ナショナルパークでの滞在はフルボードの予約となり、トランスポートと寝食は心配する必要がなかった。
ここは知るひとぞしるアフリカのヒョウ銀座。ナイトサファリで何度もヒョウたちとご対面。なかなか人前には現れないとのガイドの弁だったのでわれわれは運が良かったのだろう。
それから、キリンは一種類だと思っていたが、ここサウスルアングア国立公園には亜種が生息している。その名は私の上司と同じ名前”Thonicrofts Giraffe”という。彼の祖父がこの地区(当時の北ローデシア東部州)の知事をしていたときに、このキリンを大英博物館へ送り、認定されたことから苗字が学名につけられている。他のキリンとの違いは、身体の模様、星状の模様が足にかけてあるとのこと。
このナショナルパークへ行くためにとルサカのカメラ屋で見かけた100-200mmの望遠ズームを入手しておいたのだが、広大なサバンナではこの程度ではほとんど役に立たなかった。時折、車がかなり近づいてくれたので下のような写真が撮れたと思う。でも扱い慣れていなかったのだろう、ピントがかなり甘い。ご容赦願いたい。
【写真 ロールスロイス製エンジンに写るザンビアエアーのATR機】
Thornicrofts Giraffe
"there is an endemic subspecies called Thornicrofts Giraffe with slightly different markings"(http://www.zambiatourism.com/)
Thornicrofts giraffe:
Official name: Giraffa camelopardalis thornicrofti
Region:
Luanga Valley, northern Zambia
The thornicrofts giraffe has star shaped
spots that go down the legs.
ピックアップで早朝サファリ
Voyagers (ザンビアの旅行会社)ナショナルパーク内のロッジや国内のホテル
African Safari Journals
ピックアップに乗って早朝サファリ |
朝日を浴びる母ライオン |
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おはよう、子供ライオン |
待ってよー!、子供ライオン |
ロッジ前へお出ましの小象 |
水草とよく似ているワニ |
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なんだかわからないようだけど、 これは、川の中から鼻を出しているカバさん |
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パオー!のゾウさん、 このゾウはブッシュの中で出会い頭にご対面したので パオーと雄たけびをあげながら車を追いかけてきた。 こういうのが危ない! |
サウスルアングアの鳥
”モヒカン”のような鳥 |
African Fish Eagle, Zambia's National Emblem |
かわせみのようなシルエット(ロッジ前) |
Night Safariとヒョウ銀座
サウスルアングアにはナイトサファリというコースもあった。その名のとおり、日没後、だいたいディナーの後、ピックアップに乗って動物を見に行くツアーだ。野生動物は夜間活動する種類が多く、ここサウスルアングアではヒョウが多く見られるとの評判で「ヒョウ銀座」とも言われていた。我々がナイトサファリに出かけたときは、最初のころはほとんど動物が見られなかったが、後半、ヒョウ銀座のとおり、あるポイントに差し掛かったら数頭のヒョウが木上にいた。
初めての野生のヒョウを見たのだが、人に慣れているのかのんびりと構えていた。ただ、ヘッドライトに照らされたときの眼の反射が
撮影後記
Canon AE-1 Programe + Canon 200mmを使用したが、200mmの望遠レンズでは野生動物を撮影するには物足りない印象だった。また、ピックアップの上から必ずしも停止している状態でシャッターを切れていないことなどから質は低い。フィルムは,Ektachrome100若しくはKodachrome64を使用している。ここに掲載している写真は、モーニングサファリでの撮影だが実際にはナイトサファリも楽しんだ。このときは夜行性のヒョウが数多く見られ、ヒョウ銀座といわれているここサウスルアングアの醍醐味を味わった。しかし、撮影には至らなかった。