西部州の州都モング(Mongu)その1
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モングでのホームステイ (Aug. 1986)
ザンビア西部州の州都モング、といっても知る人は少ないだろう。 私自身もまったく知らないままこの地にやってきた。
壮大なザンベジ川の大氾濫原、クオンボカというロジ族の王様が季節の変り目に住まいを変えるセレモニーが特徴だろうか。
赴任してひととおりオリエンテーションが終わり、現地生活に慣れる目的で赴任地とは異なる土地でのホームステイのため、ここモングに3週間滞在した。
ホームステイ先は、保健省に勤めるマリピロさんの家庭だった。
夕暮れ間近にモング到着
家路1
ルサカから延々600キロあまりをバスに乗ってルサカから真西に向って走ってきた。 途中、いくつかの町とチェックポイントで停車し、8時間くらいかかったのだろうか。 日がまだ高い夕方、UBZのバスが終点のモング、西部州の州都へ着いた。
これまでずーとサバンナ平原を走ってきたこともあり、ここモングの小高い河岸段丘から壮大なザンベジ川氾濫原(バロチェ)を見渡せる風景は新鮮であるとともにそのスケールに圧倒された。バスが着いたときにはまだ迎えの人が来ていなかった。しばらく佇んで、他の人々の行動を観察した。
家路2
バスから降り荷物を持って歩き出す人々、ある女性は荷物を頭に載せゆっくりと砂の道を砂地の道をゆっくり歩き始めた。
家路3
また、ある親子は氾濫減のほうへ下りていった。そこには、ザンベジ川へ繋がるクリークがあり、木製のカヌーが親子を迎えに来ていた。カヌーは川面をすべるように漕ぎ出していった。
時間の流れがゆっくり、ゆっくりと過ぎていくようだ。
ザンベジ川の壮大な氾濫原
バロツェ氾濫現
ザンベジ川のバロチェ氾濫原は乾季ということもあり限りなく広がっていた。
地図を見るとモングはザンベジ川の辺に位置しているので、川の流れが間近かと勝手に想像していたが、この季節6キロ先まで行かないと本流がみられないと聞いた。
雨季にはこの広大な氾濫原が冠水する。とにかく日本ではみられない壮大な川のスケールに驚嘆した。
夕暮れ時
夕日が沈むころ、ホームステイ先の前の道を一台のジープが走り去った。土煙(砂)を上げそれがモングの夕暮れに幻想的な演出をした。
モングのお天気