サーバント-アブラハム
JOCVの身分ながら、サーバントを雇っていた。性格に言うと前任者から引き継いだ。身分ながらと言う意味は、日本と比較するとという意味で、JOCVの手当(最低限の生活費)の範囲で支払えた。そして、雇用機会の提供ということになる。彼の名は、アブラハムといった。
アブラハムは、前任者からの引継ぎで継続して雇用することにした。最初は、毎日私のフラットへ通ってきていた。引越し当初、ペンキ塗りやその下準備、そして細かいところまでの掃除や補修などでザンビアのスピードでも毎日やることがあったが、それらが一段落すると食事を作ってもらっても時間を持て余すようになった。
それで、他の二人のJOCVとシェアすることにし、週二日づつ3フラットを担当するようにした。徒歩では通勤もままならない状態だったので、ルサカに売っていた自転車(中国製)を購入し彼に供与、通勤の足とした。彼は、自転車に喜んだようで行動範囲が広がり、仕事は増えたが一生懸命週二日づつ3フラットで働いた。
アブラハムの住まい、カリンガリンガコンパウンド(kalingalinga)
彼の住まいは、カリンガリンガ・コンパウンド。一度、彼らがどんなところで生活しているのか見てみたかったので、共同雇用者3人で視察に行った。写真のように彼のプロットは”No.C226”、土ブロック造り、スレート葺きのワンルーム、水道は共同、排水悪く、雨が降ると家の中まで水が入ってくる。ここは、このような脆弱な住宅だけれども、土地の使用許可を取って建てられている。
アブラハムの家族は、写真右下、奥さんと子供2人?だったと思う。
部屋の中と息子
部屋は一部屋、非常に質素だ。帰国隊員がプレゼントしたであろう生活用品が彼の家財を占めていた。
長男 | 部屋の中 |
記念撮影
写真を撮るといったら、よっと待てといって15分は待たされたであろうか・・・
彼の住む地区には、一度視察してみたいと考えていた。こういうところヘは外国人だけでは入りにくい。好都合というか、アブラハムがコンパウンドに住んでいたので彼に頼んで日曜日に出かけた。それでも、帰国間際になってしまったが。